3月4日() ダンケムジークの会第62回コンサートを終えて

 さすがの寒さも少し遠のいて、春めいてきた日差しの下、第62回コンサートが開催されました。
 タイトルは「春風が運ぶウィーンの香り」。前評判も高く、満員のお客さまの期待もふくらみます。

 ピアノ 山口友由実さん、ソプラノ 夏井美香さんの登場です。
 オープニングはピアノ独奏で、メンデルスゾーン「春の歌」。
 そしてソプラノで、シューマン「時は春」「献呈」~~と、クラシックの名曲が続きます。
 次は一転、「おなかがへるうた」「ドロップスのうた」等の童謡で楽しく寛いで。

 ティータイムの後は、また雰囲気ががらりと変わり、『マイフェアレディ』より「踊り明かそう」、
『ジュディッタ』より「口づけより熱く」等、ミュージカルやオペレッタの名曲がドラマティックに展開されました。
 そして、会場全員で「春がきた」、瀧廉太郎「花」を高らかに歌って、フィナーレです。
 
 実力と魅力を兼ね備えたおふたりの世界は、トークも楽しく温かく、会場は爽やかさの中に、深い味わいを秘めた
 格別な春の訪れとなりました。