630() ダンケムジークの会第66回コンサートを終えて

 心配された雨もちょっと遠のき、安心して来場なさったお客様で会場はほぼ満員です。
 今回は「車人形・邦楽落語・邦楽合奏」と題して、邦楽の楽しみをいろいろ味わって頂こうという催しです。

 まずは、平井澄子作品集から「をさない日は」「うわのそら」「初恋や」~~
 コーラス付きの邦楽合奏(琴・三絃・尺八)で、爽やかに始まり、曲が進むにつれ、唄・細棹三絃もあり、重厚さを増してゆきます。
 ティータイムの後は、邦楽落語「松山鏡」。
 三絃と語りで繰り広げられる世界は意外性に富み、可笑し味をたっぷり含み、聴き応えのある演目でした。

 そして、車人形「新曲まんざい」。
 小さな車付きの板の台に座った人形の遣い手ふたりが操る人形芝居です。笛、三絃、太鼓、琴の演奏と語りに合わせて展開される世界の見事なこと。
 邦楽界の奥深い魅力に触れて、お客様に大好評でした。

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